2021年度、パン関連のヒット商品の一つとして「フルーツサンド」は間違いなくその名があがってくると思います。

フルーツサンドは、生クリームやカスタードクリームと一緒に旬のフルーツが挟まれたデザートサンドイッチ。2021年の特徴としては青果店、フルーツ専門店がフルーツサンド専門店を出すケースが多かったことでしょう。

フルーツのプロが、今一番おいしい果物を使って、そのおいしさを最も引き立てるパンとクリームを選んで作り上げるサンドイッチが不味いはずがない。そんな信頼感の元に、ブランドネームであるかないかを問わず、青果店がやっているフルーツサンド店には行列が出来ました。

実は、今月末に世田谷パン祭りで「平成の30年間4ヶ月をパンで振返る」というテーマで講義をさせていただきます。

その中でも一考察として述べるのですが、こうした「ブーム」には必ず世相が反映されているものです。私はフルーツサンドブームの背景には、ふたつの要素があると思っています。

ネタバレになってしまうかもしれませんが、私はフルーツサンドの魅力は
①ケーキよりも罪悪感なく、甘いものを食べられること
②皮をむいたり洗ったり切ったりする手間なく果物が食べられること
③食べる前に美しい断面が楽しめること
ではないかと思っています。

満点堂の店頭でもどれにしようかと眺めているだけでわくわく感がありました。③はもしかしたら、なによりも大事な要素なのかもしれません。

講義は11月28日（日）の14時から15時半に世田谷ものづくり学校で行います、おでかけのついでに、パン祭りのついでに、ご都合の合う方はご一緒にパンを楽しみましょう。

満点堂が面白いのは、から揚げ店と同居しているところです。なんでも、から揚げ店のみだった時にお客さんに「フルーツサンドを売ってほしい」と要望されたのがきっかけで販売を始めたとかそうでないとか…から揚げを買いに来たお客さんが「ここなら美味しいフルーツサンドを売ってくれるに違いない！」と思ったポイントがどこだったのだろうか、という小さくて大きな疑問はありますが、販売は好調に推移されているとか…。

それもそのはず、このボリューム！そして

裏までぎっしり詰まっているというサンドイッチの造りや、「満」シールを20個集めるとフルーツサンド1つプレゼントのシステムも刺さります。

定番の他、季節限定のメニューが楽しめるのもフルーツが主役のサンドイッチならではの醍醐味。冬は何が登場するのか、クリスマス限定とかあるのか、お正月は？店頭に行かなくてもわくわく出来ている私がいます。

フルーツサンド満点堂 松飛台店
千葉県松戸市五香西1-33-311-33-31
047-711-9797
営業時間：10：30～21：00

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